






一棟貸しの宿『asteriskONOMICHI弍』
尾道の海岸通りから一つ細い裏路地へ。
潮の香りと遠くを行き交う船の気配が残る静かな道の先に、その宿はそっと佇んでいます。 長い年月を経た古民家は、かつての暮らしの記憶を宿し、障子越しのやわらかな光と外とは切り離された穏やかな時が広がります。
朝は路地を抜ける風とともに潮の香りが忍び込み、昼には尾道の街の懐かしさと人の気配を感じ、夜はまた波の音が一日の終わりを静かに告げます。
観光地の賑わいから少し距離を置きながらも、海近くの暮らしがここにはあります。
この宿は、特別なことを用意する場所ではありません。
ただ、尾道という街のゆるりとした時間の流れに身を委ね、何もしない贅沢を感じる場所。
裏路地の奥で、旅人を静かに迎え入れる、ちいさなちいさな宿です。
ー明治36年に建てられた、築120年を超える木造2階建ての建物の再生
この建物はもともと地元不動産業者によるリノベーションがなされ再販されていた建物でした。今回クライアント様が購入され宿泊用リノベーションのご依頼をいただいたものです。
この建物は尾道の海岸通りの裏路地に位置します。
実は工事を始めてすぐに大問題が発生。
このエリアは海が近いこともあり地下水位が高く、建物は既存の基礎が低いこともあり、工事を始めてすぐに雨で床下が水浸しになってしまうという事態に。(決して大雨ではなかったのですが…)
もともとすのこ状の床にしてあったのはこのためでしょうか?(湿気をため込まないようにするため?)
急遽土間打ちの工事を行い出来るだけ基礎を高くしました。今思えば工事が始まった直後で変更が可能な時期であったためこれは返って幸運でした。
外観は尾道の裏路地にそっとなじむよう昔の風景に出来るだけ戻すようにし、内部は狭いながらも浴室には信楽焼の浴槽を設置、宿泊する方に少しでも心地よく過ごしていただけるようにとご提案させていただきました。
末永く尾道を訪れる旅人を包み込んでくれるような宿になればと思っています。
一棟貸しの宿『asteriskONOMICHI弍』インスタグラム公式ページ
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- INFORMATION
- 一棟貸し宿 asteriskONOMICHI弍 改修工事
所在地:尾道市土堂1丁目15-2
土地面積:20.95㎡
延床面積:1F16.52㎡・2F13.22㎡ total29.74㎡






