ミラノサローネ体験記~その①|國本建築堂|尾道の住宅設計デザイン工務店

ミラノサローネ体験記~その①

ミラノ トラム

先日お伝えしましたように コチラ

4/14~22の9日間という日程でイタリア・ミラノで行われるミラノサローネに行ってきました。

ご存じの方も多いかとは思いますが、ミラノサローネ=世界最大の国際家具見本市です。

世界中から家具、インテリア、テキスタイル、家電、アート、インスタレーションなどの展示が1週間かけて行われるものです。

インテリア家具のブランドだけでなく、名だたるハイブランドから、学生まで出展者は幅広く

世界のデザインの最新トレンドを本会場のフィエラ・ミラノとミラノ市の町中で体感できるイベントです。

以前から一度は行ってみたいと思っていましたが、今回デザイナーの村澤一晃さんからのお誘いでその願いが叶いました。

イタリアには20年ほど前に旅行で訪れたことがありましたが、その際ミラノには立ち寄らなかったので、今回がミラノ初体験でした。ミラノ スーパーマーケット

サローネが開催されるこの時期ミラノ市内の宿はとても高額です。

我々が宿泊したのはキッチン付きのレジデンス。家具付きキッチン付きで2日に1回タオルとシーツ交換、お掃除をしてくれます。

1泊190€程だったかと思います。

宿についてまず、目に付いてしまうイタリアならでは?のいろいろ、1週間ここで滞在するのだからと気に入らないデザインものの片づけスタート。

テーブルクロスの柄が気に入らないからきちんと畳んで棚にしまい。

ベッドカバーもとても変な柄でした…がこれはないと寒いので我慢。

しかし目に入ってくる情報の中でもシングル2つ分サイズというのは割合が多いのでとにかく見てみない振りを決め込みなんとかやり過ごしました。

(同じ宿に泊まった工務店の社長(男性)2人の部屋はハート柄のベッドカバーだったようでうすが、、、)

ラウンジチェアーの位置やサイドテーブルの位置、冷蔵庫の向き…

ハートの柄のマグカップなども目障りだったので棚の奥底へ。

私たち夫婦、ミラノに来てまで職業病だなとつくづく(苦)

そんなに物が多いわけでもないので、10分程あーでもないこーでもないといいながら落ち着く空間にチェンジ(笑)

そして現在激しく円安なので、外食はなるべく控えたい。

ということで到着後少し仮眠をとってまずはスーパーへ買い出し。

サラダなどで簡単に朝食を済ませました。

さすがイタリア!生ハムが安くて美味しいことに感動、種類も豊富。

チーズも見たことないものだらけで迷いました。

このストラッキーノというチーズ。生ハムと共にサラダに添えて食べましたが、フレッシュでクセが全くなくトロっとして食べやすかった。おすすめです。

こちらで買えるみたいです  またネットで購入して食べたいくらい。

センピオーネ公園

チャイナタウン近くの宿だったので、腹ごしらえの後はセンピオーネ公園を散歩しながらブレラ地区を目指しました。

スフォルツェスコ城

スフォルツェスコ城もついでに見学。

今の時期センピオーネ公園はポプラ木の花粉が凄い。目に見えるほどいろいろ舞っています。

私は公園に入った途端咳が止まらなくなり、ゼーゼーなりました。

少しすると落ち着きましたが、花粉症ではない私がこんな症状になるので花粉症の人は恐怖の場所なのでは、、、(結局滞在中目もかゆいし、くしゃみも出るし、鼻水も止まらず…)

ミラノ市内は大気汚染レベルも高いらしく、この時期特に花粉症の人にはきつい場所だと思います。

公園を抜け、まずはブレラ地区に会場を構えた杉山製作所の展示へご挨拶。

ブレラ地区

手作業だからこそ叶うデザイン、日本の技術に海外の方からも高い評価をされていました。

いつも日本で見ている杉山製作所さんのチェアよりもSHを海外向けに高くデザインされているそうで、いつものラインは細く繊細だけれど安定感のある雰囲気から、スタイリッシュな軽やかさのある雰囲気へと変わっていました。

数センチの差で随分見た目の印象が変わる…勉強になる。

その②へ続く・・・