あまり知られていませんが國本建築堂には、不動産部門があります。
多くは空き家になっている状態の物件のご相談です。
尾道市でも空き家は増加傾向にあり、2018年調べでは全体の20.6%が空き家となっています。
これは全国平均の13.6%、広島県平均の15.1%から見ても多い傾向にあります。
尾道市が空き家対策計画案で推計している資料によると
13.2万人(2020年)の人口が2030年までに11.8万人にまで減少し、2050年までに9.5万人まで減ってくると予測されています。
そんな中空き家は今後も増えていくでしょう。
相続時によく発生する、『空き家を所有してしまった場合の対処』としては、売る・貸す・住むの3つ。
しかし尾道に多いのが接道が取れておらず、再建築不可の物件。
このような物件は売れもせず、手放すことも出来ずに困っているという事もよく耳にします。
こういった場合には「無料で譲渡する」という選択もあるかもしれません。
土地続きの隣地の方であれば引き取ってもらえることがあります。
※これはもっと詳しく説明すると譲渡される側からいえば全くの無料ではない(登記費用諸々)ため、その費用を譲渡する側が支払ってでも引き取ってもらうという事もあるようです。
まずはご自身がどうしたいかということ。
ただあまり長期的に悩まれるのはお勧めしません。
なぜなら人の住んでいないお家は日に日に傷んでいき、価値は下がっていくから。
私たちもリノベーションなどで何十件も古いお家を見てきましたが、やはり人が住んでいる家といない家では同じ築年数でも傷み方が全く違います。
人が住むことで空気が循環し、排管には通水され、害虫・害獣対策もでき、知らず知らずのうちにお家のメンテナンスがされているのです。
「売る・貸す・住む」どの場合にも早めに行動されるのがお家の為には良いですね。
もし悩まれたら、まずは第3者に相談し話すことで頭の中を整理されるとよいかもしれません。
不動産の売却・活用に関するご相談もお受けしていますのでお気軽にご相談ください。
相談の申し込みは こちら
又は 電話 0848-38-9091
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※上の写真が気になった方へ注釈
写真は建築堂事務所が空き家だった2011年当時の写真。
話すと長くなりますが、もともとこの建物は林芙美子の恩師でペンネームの名づけの親小林正雄先生の自邸だった建物だそうです。
林芙美子は先生に勉強を教えてもらうためにここへ通っていたそうです。
ここを買い取ったのちに、いろいろな方がやってきては私たちに教えてくださいました。