國本建築堂では新築やリノベーション、古民家改修など住まいに関する様々なご相談をお受けしています。
リノベーションや古民家改修のご相談を頂くとまずは現地に出向いてお家の現状の確認をするのですが、時々とてもいいなぁ、素敵だなと感じるお家に出会います。
我々がどういうところに魅力を感じるのかといえば、いろいろな理由はありますが、
一言でいうとそれは『手作りである』事なんです。
現在の住宅の大半は規格品を切って取り付ける、効率化を求めた工業化住宅がメインとなってしましましたが、
一昔前まではその家ごとに大工さんが手作業で一つ一つ作っていました。
家の中のドアや障子・襖などの建具も、家具も、一つ一つが手作りでした。
だからこそ年月が経ち古くなったとしても、つい触ってみたくなる。そんな愛着の湧く家になるのです。
愛着が湧くから手入れをし、大切にしたくなるのです。
昔ながらの家づくりを参考にさせてもらいながら、現代の住まいに生かしていく。
私たちはそういう家づくりをしたいと考えています。
モノづくり、道具作り、家具づくりは暮らしを豊かにする上でとても大切なことなので、定期的にテーマを決め、日々デザイン開発をしています。
そういった取り組みの中、数年前から股旅社中というデザイン開発を実践する工務店やメーカーが集まる活動に参加させていただくこととなり、年に一度出題されるテーマをもとにデザイン競技会にも参加させていただいてます。
初参加の時の日記 はこちら
2022年度の第6回は「食にまつわる家具道具」というテーマのもと、建築堂が製作したのがキッチン収納ワゴンでした。
次回そのワゴンについてもお話しします。