噂の○○|國本建築堂|尾道の住宅設計デザイン工務店

噂の○○

瀬戸内古民家

(写真は改築前です。)

こちらは九代続く家系の建物でしたが、この度施主様がご縁あって購入され、建築堂にリノベーションを依頼してくださいました。

初めて施主様が建築堂にご相談に来て下さったとき「建築堂さんは高いとは聞いているのですが、どうしてもお願いしたくて。」というお話からスタートしました。

そういって頂けたことはとても嬉しかったのですが、「?」高い・・・

近頃どこでどういう噂になっているのか「建築堂=高額」イメージだそうです(笑)

実は時折他のお客様にもそういうお声をいただいて困惑しております。

直接聞いていただけた方にはご説明の機会をいただけましたが、噂というのはどのような形で広がるかわからないものですね(汗)

古民家リノベーション

高いというのはどういう意味でとらえられているのでしょうか?

「建築堂は利益をとりすぎているから高い」それはもちろんありません(笑)

当たり前ですが利益は適正価格でご提案をしています。

値引き代があるような(あとで値引き交渉するための上乗せ金額)お見積りは一切しないので値引きも出来ません。お出ししたものが全てです。

我々としてはこのご提案内容と仕上がりのクオリティーを考えると随分安いのではとさえ思っています。少人数で運営しているからこそ出来る価格設定です。

高いと感じる部分があるとすると、長く安心して暮らせるという事を念頭に置いている為リノベーションの場合は見えないところもしっかりと改善提案していきます。

今後のメンテナンスがしやすい事や、使いやすさにも配慮していきます。

もしコストを抑えるために今やらなかったとしても、数年後には改善する必要があるというデメリットも必ずお伝えします。

早急に対処しなければならない事、もう少し先に改修しても大丈夫だという箇所。それらを予算とのバランスを見ながら精査していきます。

裏を返せばリフォーム・リノベーションは手の抜きどころもたくさんあるという事。

直せばきりがないけど、直さなくてもとりあえず住める状態にはなる。

住まれる方がどこまでを望まれているのか。。。この先何年そこに住みたいかということ

だからこそ建築堂はご予算を伺い、そのご予算だとこれぐらいのリノベーションになりそうです。という流れで進めさせていただいています。

一昔前まではネット上でも「リフォームは合い見積もりをとりましょう」というのが普通でしたが最近の傾向では変化してきているそうですね。

例えば設備を取り替えるだけの工事内容でしたら合い見積もりをとることは必要なのかもしれません。(電化製品を選ぶようなものなので)

建築堂ではもう随分前から合い見積もりはお断りしています。そもそもご提案内容が違うから価格が違うのであって、全く同じもので見積もられているわけではないですよね。

また新築にも言えることですが、メンテナンス費を抑える素材というのは初期投資が高い事が多いという傾向にあります。

初期投資はかかるが、長い目で見るとそちらの方がランニングコストが安くなる。

家というのは常にメンテナンスが付きまとうものです。

必ずリフォームが必要になる水回りは10年~20年が目安。

トイレは温水洗浄便座だと家電製品の為5~10年程度の寿命となります。

キッチンは15年~20年(IHやレンジフード、センサー付き水栓などは5~10年)

お風呂も15~20年ですが、平均的に築21~25年でリフォームされている方が多いそうです。

上記3点は必ず必要なリフォーム。

これは電化製品のようなものなのでどうにもならないところもあります。

それ以外にも屋根や外壁の塗装、床やクロスの張り替えなどなど。。。

とにかくどれも数百万単位での出費です。

これをメンテナンス費を極力抑えることのできる素材にしておくことでランニングコストをぐっと抑えることができますという事。

例えば子供の大学受験や大学の生活費・学費が嵩むころにこのメンテナンス時期が重なると大変な痛手ですよね。

デザインだけでなくメンテナンスや暮らしやすさなど総合的に考えて、施主様にとって一番良いのはどんな家か。

綺麗ごとのように聞こえるかもしれないですが(笑)

私たちは自分たちが住みたくないような家は作らない!がモットーなので、自分が住むとしたらという思いでご提案しています。

とにかく建築堂は適正価格です。という事を本日はお伝えしました(笑)