KORENTO-コレント(一枚板テーブルの鉄脚)|國本建築堂|尾道の住宅設計デザイン工務店

KORENTO-コレント(一枚板テーブルの鉄脚)

國本建築堂が2023年の股旅社中デザイン競技会で挑戦したことは一枚板用の鉄脚の開発でした。

今年の1月に岐阜県関市の杉山製作所さんと國本建築堂の共創という事が発表され、まずは杉山製作所さんの工場見学。

杉山さんがどのような加工を得意としているのか確認。

まずは我々がやりたい事を色々と案出しさせていただき、できるできない、こうやったらできるかも?の確認の繰り返しでした。

広島と岐阜という事で距離もありZOOMでのミーティングを繰り返し、数か月後一枚板テーブル用の鉄脚に決定しました。

足のデザインからイメージをはじめ、輸送の事を考え開閉できるものにしたい。という事で

開閉の仕方を検討していきました。開発の経過は割愛いたしますが、紆余曲折有。

出来上がったものがこちらです。

トンボからデザインのイメージを作ったのでKORENTO(コレント)と名付けました。

フィンランド語でトンボという意味です。

まずはこのサイズで発送できること。(160サイズ)

目標のイメージ通りコンパクトに。送料もずいぶん抑えられそうです。

2対1組で1セットですが、1つの重量が約10㎏。

女性でも1つづつなら運べる重さ。

あとは広げて、1枚板の幅にセットするだけ。

大体このくらいかな…

1枚板をのせてしまえば完成です。

少し天板と脚の間に隙間が空くところもあるのですが、付属のコルクシートを挟んで解消します。

たびたび動かすものではない為、その作業はそれほど苦にはなりません。

デザイナーの村澤一晃さんにアドバイスいただき、改良点が見つかったので、

再度デザインを起こし、販売に向け現在モックアップ作成中です。

※建築堂では資源を無駄にしない為のデザイン開発をしていますが、今回は鉄脚の足元部分の木部に端材を利用しています。

一枚板のテーブルは少し和のイメージになってしまったり、また鉄の脚が黒だとかっこよくなりすぎたり、はたまた木の脚だと強度が必要になるため随分太くなってしまったり…

我が家のようなインテリアにはなかなか馴染まないと思っていたのですが、

今回はそのいろいろな問題が解決できたのではないかと思っています。

主張しすぎず、それでいて他にないデザイン。

初めて一枚板のある暮らしをしていますが、一枚板はそこにあるだけでどこか心が和むというか、優しい気持ちになれる気がします。

これは自然が生み出す素材の力なのではないでしょうか。

そして我が家ではみんなそれぞれお気に入りの場所があって、気づけば無意識にテーブルを撫でている。

オイル仕上げの木の肌が心地良くてつい触ってしまうんです。これはウレタン仕上げされたものでは決して味わえない感覚。触るだけで癒される。

新境地が開けた気がしています(笑)