内壁
Technical
身体に優しい自然素材
國本建築堂では、内壁はメンテナンス性に優れた自然素材のものをご提案しております。その中でもよく採用している素材が、焼杉とそとん壁です。自然素材の場合、経年変化による趣を楽しめるのが醍醐味の1つとなっていますが、その他に具体的どのようなメリット・デメリットがあるのか紹介いたします。
1.珪藻土
珪藻土は、植物プランクトンである珪藻が、海や湖の底で堆積し化石化したものです。珪藻土の表面には無数の孔があり、この孔が湿気を吸収・放出することで調湿機能を発揮します。國本建築堂では、総体積の40%に珪藻土が含まれ、珪藻土の調湿機能を発揮しつつ、きめ細かく、なめらかな美しい肌合いに仕上がる「シルタッチ」採用しています。

1-1.シルタッチの特徴
シルタッチは、珪藻土の一番の特徴である調湿機能を発揮し、部屋の湿度を一定に保とうとしてくれると同時に、結露の発生を防いでくれます。また、ホルムアルデヒドを吸着・分解効果、脱臭・消臭効果、耐火性にも優れています。
珪藻土の場合、表面がざらついた仕上がりになるものが多いなか、シルタッチは漆喰のようなツルっと滑らかな仕上がりにすることが可能です。その他にも、25色の標準色と、11工法の仕上がりテクスチャーの組み合わせで、その家に合わせた仕上工法を選択できます。
2.エコクロス
エコクロスは、植物由来素材や非木材素材を多く利用した人にも環境にも優しい壁紙です。
主な特徴として、吸放湿性や通気性に優れており、調湿石膏ボードとの組み合わせで高い調湿効果をもたらします。また、ホルムアルデヒドや可塑剤は使用しておらず、燃焼時も塩素ガスの発生はありません。一般ビニル壁紙のような特有の光沢感がなく、落ち着きある空間を演出でき意匠性にも優れています。
なお、エコクロスの中でも國本建築堂では、東リのアースウォールを使用しています。

2-1.アースウォール
珪藻土を表層紙に漉き込んでおり、紙の良さと珪藻土の良さを合わせ持った壁紙です。珪藻土が持つ調湿機能や消臭機能などを発揮しながら、塗り壁ではないため気軽に張り替えることが可能です。